ビタミン一覧

β‐カロテンの効果効能、過剰摂取での副作用 喫煙者はサプリメントの摂取に注意!

β-カロテン(英 β‐carotene)は、ビタミンAの前駆体で、ビタミンA源の栄養機能食品の栄養素として認められており、1日摂取目安量を満たした商品については、栄養機能表示が認められています。食事性またサプリメントによるカロテノイドは、脂肪細胞や組織に貯蔵されるため、長期間、過剰に摂取しない限り一般的に安全です。しかしながらβ-カロテンとアルコールの同時摂取は肝毒性を生じます。

コエンザイムQ10(CoQ10)の効果効能、副作用 高血圧や糖尿病にも効く?

コエンザイムQ10(CoQ10)はダイエットや健康維持、美肌などを目的としたサプリメントに配合されています。化粧水やクリーム、パック、入浴剤などに用いられることもあります。 コエンザイムQ10(CoQ10)は体内でも合成される脂溶性のビタミン様物質で、ミトコンドリア内でエネルギー産生に携わる他、脂溶性の抗酸化物質としても働きます。

ビタミンCの効果効能、過剰摂取による副作用は?欠乏で壊血病や抑うつも

ビタミンC(別名アスコルビン酸)(英 L-ascorbicacid)は壊血病の予防因子として発見された水溶性ビタミンで、多くの哺乳動物では体内で合成可能であるのに対し、ヒトは合成できないため外からの摂取が必須です。 体内のタンパク質の約30%を占めるコラーゲンの合成に不可欠なため、正常な毛細血管や骨の維持に重要です。また腸管での鉄の吸収を高めたり、免疫機能を高めるといわれています。近年その抗酸化効果により様々な疾病予防の効果も期待されています。

ビタミンB6の効果効能、欠乏症や過剰摂取での副作用は? つわりやPMSに有効性

ビタミンB6はピリドキシン(主として植物に含まれる)、ピリドキサールおよびピリドキサミンリン酸(リン酸化物は動物組織によく含まれる)などの含窒素化合物の総称です。 ビタミンB6は、たんぱく質からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。マルチビタミンやビタミンB群、アミノ酸配合のサプリメントなどに使用されていることが多いです。

ビタミンAの効果効能、副作用は? 妊娠中の過剰摂取に注意!

ビタミンA(別名レチノール)(英retinol、retinal、retinoicacid)には、動物性食品に含まれるビタミンAとしてのレチノールと植物性食品に含まれていて体内でビタミンAに変わるカロテンとがあります。 レチノール由来のレチナールは、目の網膜に存在する感光物質(ロドプシン)の成分として、またレチノイン酸はステロイドホルモンと同様に核内の受容体に結合して効果を現す情報伝達物質として諸組織で多彩な役割を果たしています。

ビタミンDの効果効能、過剰摂取での副作用は? 骨粗しょう症・くる病予防に

ビタミンD(別名カルシフェロール)(英 calciferol、ergocalciferol(vitaminD2)、cholecalciferol(vitaminD3))はカルシウムのホメオスタシス(恒常性)に関与する脂溶性ビタミンです。 皮膚で太陽光線により産生されますが、乳児・子供や、日焼け止めを塗るなど日光に当たりにくい生活スタイルの人、皮膚の薄い高齢者などでは不足するおそれがあります。

ビタミンB12の効果効能、欠乏での症状は? 赤血球形成で貧血を防ぐ

ビタミンB12(別名シアノコバラミンcyanocobalamin)は造血において葉酸とともに重要な役割を果たしています。 同時に葉酸やビタミンB6とともにホモシステインの血中濃度を正常に保つ働きがあり、血管疾患の予防に役立つことが実証されています。1日に必要な量は非常に微量で、通常の食事では欠乏しにくいですが、菜食主義者や高齢者では欠乏が見られるビタミンです。 ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける栄養素です。マルチビタミンやビタミンB群、葉酸配合のサプリメントなどに配合されていることも多いです。

ビタミンEの効果効能、過剰摂取での副作用 生活習慣病やがん予防にも?

ビタミンE、別名トコフェロール(tocopherol)は、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。 ビタミンEを配合したサプリメントも多いです。 ビタミンEは生体内において主要な脂溶性の膜に局在し、リポタンパク質によって各組織に運搬され、その抗酸化能により主として不飽和脂肪酸の過酸化を抑制し、結果として生体膜、タンパク質成分、核酸の損傷を防ぎます。

葉酸の効果効能、副作用と欠乏症 妊娠時は必須

葉酸(英 folicacid)は造血に必須な栄養素として知られています。 妊娠中の女性での葉酸欠乏が胎児の神経系に重大な障害をもたらすこと、血中ホモシステイン濃度への関与から葉酸が血管疾患(動脈硬化や動脈血栓)のリスクを減らす可能性があることと、がんとの関わりが示唆されていることなどから、重要度が増しているビタミンです。